図書館のリサイクル本をゲット。
一年に数回、読んでいる本があまりに面白くて一気読み&夜更かしをしてしまうのだけれど、本書はそれである。
クラッシュギャルズなんて、小生でも記憶の断片に残っているかという古い女子プロレスラーなんだけれども、その主人公の二人と、それを取り巻く社会情勢までもが本書の主題。
そのムーブメントの強さ、広さと言ったら、今の時代では絶対にあり得ないもの。
テレビを中心としたコンテンツが巻き起こす社会現象というのは、やっぱり80年代独特のもので、あの頃はみんなどうかしてたんだな、というふうに振りかえざるを得ない。
いやほんと、熱狂ぶりが異常。
それはそれで面白かったのかもしれないけれど、もうあんな時代は二度と来ないんだろうということは、やっぱり過ぎ去ってよかったのだと思う次第。
まぁでも本書では、人間の才能と情熱、狂気を味わうことができ、エンターテインメントとして一級だなと感じた。
プロレスにある程度免疫がないと馴染めないのかもしれないが、柳澤健にハズレなし、である。
他も読んでみようかな。
まぁ、ご参考ということで。