積読在庫消化。
高校時代の同級生が読んでいて推奨していた記憶がある。
父と子を描いた短編集で、子供でも読めるように工夫してある。
大体がダメおやじが奮闘し、子供が父親像を見直すという「イイ話」系である。
中島らもに子供が居たかは存じ上げないが、こんな風に子供に思ってもらいたかったのか、自身の父親がこんな風であってほしいと願ったのか。
「イイ話」なので、まあ良い小説だとは思う。
父親としての自分はどうかというと、こんなのではない。
僭越な物言いだが、ダメおやじではないので(笑)。
好きなことに没頭していることは小説の主人公と同じなので、変わった人だなぁとは思われているだろうが。
小説の描かれ方と一緒だが、なにか一生懸命に打ち込んでいる人はカッコいいんだよ。
そういうことだし、その一生懸命に打ち込んでいる姿を、わかりやすく伝えてあげればいい、そういうことだと思う。
そしてまた、カッコいいお父さんを見せたい、見せても意味がある時期なんていうのは、あっという間に過ぎてしまうしね。
なので、妥協せず、一生懸命頑張っていれば良いんじゃないでしょうか。
まぁ、ご参考ということで。