こんな本を読む。
ボクシングのトレーニングを始めて、色々自分でも調べているのだが、比較的メジャーで日本人世界チャンピオンも何人も輩出しているのに、意外なほど教則本の類が少ない。
Amazonで検索しても、子供向けの本書と既に小生が持っているもう一冊くらい。
小生が語るのは大変おこがましいのだが、練習のバリエーションはあまり多くなく、単調な内容を延々と、それもハードに続けられるか、ということなのかもしれない。
その果てに、強くなるヤツは何故か強くなり、そうでもないヤツは強くならない。
センスといえば簡単だけれど、言葉を尽くしても説明できないところに勝負どころがあるのかもしれない。
本書を購入したのは、内容もわかりやすくまとまっていたので参考になりそうだなと思ったのと、あわよくば娘に興味を持たせようという悪い父親の野望が重なったからである。
大橋会長の本なので、本書には今をときめくバンタム級チャンピオン井上尚弥と弟、そしてそのご尊父三人のインタビューが冒頭に。
お父さんルックス怖いっす(苦笑)。
それはともかく、お父さん自身がアマチュアボクサーとして練習を積み重ねていて、兄弟と三人一緒に頑張って練習し続けてきたことが語られている。
そこにはいろんな葛藤とか衝突もあったんだろうけれども、お父さん自身が努力をし、兄弟の子育てにも真剣に向き合ってきたんだな、というのがよくわかる。
亀田興毅のこのインタビューを読んでも思ったが、
https://news.yahoo.co.jp/articles/15c077b9eb6d10d0bb3e02703baeec127bf08e76
子供にとって父親って本当に大事だなと身が引き締まる。
バカみたいでも、子供のために、それがまた自分のためでもあり、と信じて真剣に向き合えるかどうか。
まぁ、ご参考ということで。