積読在庫の消化じゃ〜、ということで、こんな本を読む。
地方創生の「コンサルタント」ではなく、実際に何年も事業という形でこの難問に取り組み、成果を積み上げてきた著者による本。
箴言集とでもいうのか、重たいコラム・エッセイと呼ぶのか、あるある集でもありノウハウ集でもある。
地方創生に限らず、およそ問題解決、つまりビジネス全般にも通じる、厳しい正論が満載。
きっとこの人が登場すると、逃げたり嫌な顔をしたりする関係者は居るんだろうなと想像する。
そして多分、著者が正しく、関係者が間違っているのだが、人間はいつも正しい判断をするわけじゃない。
その辺が何とも切ない。
それはともかく、本書は地方創生の課題も知ることができるだけでなく、ビジネス全般で通用する正論の塊である。
何でも人に丸投げせず、自分で手を動かして汗をかけ。
本当に解決すべき問題は何なのか、しっかり捉えよ。
やって終わりではなく、やってからの持続性をちゃんと考えろ。
失敗することも想定して撤退基準を定めておけ。
計画ばかりでなく実際に小さく始めてみよ。
視察、調査、アイデア出しに時間をかけすぎるな。
などなど。
いやほんと、ちゃんと正論通り仕事したいですよ、ねぇ。
まぁ、ご参考ということで。