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「世界基準の子育てのルール」 読了 〜ちょっと強気なタイトルだけど概ね賛成〜

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世界基準の子育てのルール 子どもも親も幸せになる本当の子育てとは何か

世界基準の子育てのルール 子どもも親も幸せになる本当の子育てとは何か

  • 作者: 鷹松弘章
  • 出版社/メーカー: ごきげんビジネス出版
  • 発売日: 2019/05/17
  • メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
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Kindle Unlimitedの書籍をプラプラしていて発見した一冊。

子育て中の親としては気にならない訳がない。

 

著者はマイクロソフトで活躍したのち、アメリカに居を移し、仕事の傍らアドバイザーやメンターもこなしている人物。

自身で娘を育て(なかなか壮絶な離婚を経験しているらしい)、今は再婚相手の連れ子の男の子を育てており、自身の経験、アメリカと日本の違いを体感するにつけ、子育ての再生こそが日本の発展につながると信じて本書の執筆も含めた活動をしているそうだ。

 

本書では、まず子供が夢中になれることを見つける支援をしよう、というところから始まる。

妻とも「うちの娘は何に夢中になるのかねぇ」と日々会話しているくらいなので、これは小生も賛成。

 

夢中になった経験がないと、人生の喜びも、本当の努力も理解できないと、夫婦で思っているからだ。

「転ばぬ先の杖」を与えない、という提言もあり、これもちゃんと失敗して、そこから学べばいいというスタンスで、同じく賛成である。

 

といった感じで、これが本当に世界基準なのか、著者の周囲の経験知でしかなかろう、というツッコミは入れたくなるものの(そういう意味ではタイトルに反発がある本かもしれない)、主張には概ね賛成である。

今時、中途半端に勉強ができたって大した価値にならないのはハッキリしてきていて、それだったら本人が本当に好きだと思えるものを持っていることの方が、よほど人生で意味があると思うのだ。

 

読んでいて、「さかなクン」のお母さんのエピソードを思い出したので、本書の次はさかなクンの自叙伝を読みたい。

まぁ、ご参考ということで。