人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

ジェネレーションギャップの極地

知人がSNSで紹介していて「これは!」と思ったので読む。

 

やる気が無いわけではないんだけど、放っておいたらなんのアウトプットも出してこないし、あれやれこれやれと言っても非常に遅い、というメンバーが居て、なんでこんな感じなんだろう、これでいいと思ってるのかな、と不思議に感じていた。

30代中盤くらいのメンバーに聞いても、その子はちょっとおかしい、という話になり、ああ俺だけじゃないんだなと安心したり。

 

本書のAmazon紹介ページを見てみると、「なんでも質問してね」と言っても全く質問してこない、なぜなら質問の仕方を教わっていないから、というくだりがあり、「これは!」と思ったのだ。

本書は今どきの若者、20代くらいの人たちがどんなメンタリティで行動するのかを、大学の現場も含めて解説する。

 

こんなに砕けたテイストや冗談を混ぜなくてもいいのに、とも感じたが、終始真面目なトーンで編集されたら絶望の度合いが強すぎる本になってしまったかもしれない。

今どきの若者の行動を簡単に言えば、できる限り目立たないように、自分の意見を出さない。

 

わからないことに遭遇すれば、固まる。

そして周りが手を差し伸べてくれるまでひたすら固まり続ける。

 

あぁ、これだ・・・。

でも、本書でも指摘しているが、これはこういう風に誘導する大人が多いからなんだよね。

 

それに、この戦略でその場がしのげるなら、こんな楽なことはないしね。

気持ちはわかるよ。

 

とは言いつつ、これでは生きていけないので、ちょいと厳しく突き放すしかないのかなぁ、なんて。

悩ましいねぇ。

 

まぁ、ご参考ということで。