人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

当たり前のレベル

Kindle日替りセールで紹介され、レビューはそれなりだったのだが、なんだかとても気になり試し読みして買った一冊を読む。

 

社会人1年目でもなければ医療関係者でもないのだけれど、仕事に向き合い続ける中で、新しい環境に晒されることはよくあるし、そこで上手くやるコツは抑えておいて良いはず。

娘が大きくなった時に良いアドバイスが出来たらな、若い部下に良いアドバイスが出来たらな、そんなことを考えたのである。

 

本書にあることは至極真っ当。

無茶をせずとも、真面目に、真剣に仕事に取り組み、職場で愛される新人になるポイントを、著者の経験も交えながらわかりやすく(それこそ医療関係者じゃなくても)説明している。

 

それにしても、看護師さんは偉いなぁと感心する。

本書読者のような、真面目な看護師ばかりではないだろうけれども、職場を離れても真剣にスキルアップに取り組み、現場でももちろん努力をし、仕事にプライドを持って続けていく。

 

新卒で銀行に入った時、終業後(だったと思う)に職場で行われるロールプレイングなどの研修を見て、「あぁ、100年も続く大企業っていうのは、こんなに凄いんだな」と感心した記憶がある。

職場内のメンバー同士で研鑽する習慣が、もちろん会社が「やれ」と言っているからなんだけれども、それでも「やるのが当たり前」という風に全ての社員が理解し、定着していることに感心したのである。

 

その後、色々な会社を転々としたけれど、業務時間を終えても、仕事に真剣に取り組む姿勢は、なかなか見る機会がなくなった感じがする。

本書を読んで、そんな昔話を思い出した次第。

 

まぁ、ご参考ということで。