こんな本を読む。
Kindle日替りセールで買ったんだと思うけど、レビューも高評価だったし、紙の本が職場の同僚の机にあるのを見たりもしたので、それなりに読まれている本なのだと思う。
実際、それなりに面白く、洋書の翻訳版の割には文章もこなれていて読みやすい。
医療、航空業界にはじまる失敗研究から、多面的なテーマ、アプローチから、その本質と対策を論ずる本。
サブタイトルの通り、最終的には組織論、風土論になっていく。
失敗に陥りそうな状態に近づいた時、誰かが「おかしい」と言えるフラットな風土があるか。
失敗を個人の責任にせず、オープンに語り合い、振り返ることができるか。
さまざまな心理的バイアスに引きずられることなく、冷静で客観的な分析ができるか。
色々書いてみたけど、これってイノベーションを起こす組織でも共通だったりする。
組織として失敗することをあらかじめ織り込んだ運営をしているか、なんだよね。
いい組織、いい会社が結局、生き残っていくんだよなぁ。
まぁ、ご参考ということで。