人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

問題が明らかではないのに何かを変える必要はない

日々ランニングに勤しんでいるんだけれども、ここ2ヶ月くらい試しているのが、ピッチ(一分間に何歩足を出すか)を一定にして、ストライド(歩幅)のコントロールでスピードを変えるというやり方。

ストライドを変えるといっても、無理に歩幅を拡げるわけではなくて、全身を使った走りのダイナミック度合い(なんだそれ)でコントロールする感じ。

 

で、ピッチの方は諸々の理論の裏付けがあって、180以上であるべし、ということになっている。

やってみるとわかるのだが、ちょっと早い。

 

2ヶ月前は182で始めて、徐々に慣れた今は大迫傑選手をイメージして(笑)186で走っている。

最近のランニングは結構快調で、徐々に楽に、少し早くなったような実感がある。

 

それはまぁ、この練習方法のおかげというよりは、走り込んでいる量のためなんだろうけれど。

で、一昨日思いつきで「ちょっとキプチョゲまで進化させちゃう?」ということで188に上げてみたのである(キプチョゲ選手のピッチは大体188あたり)。

 

たかだか2上げただけで、と思われるかもしれないが、1%強の違いは結構大きくて、これが違和感バリバリ。

走る時間帯がいつもと違うせいもあったのかもしれないが、キツいしスピードも上がらないし、なんじゃこれ、という感じである。

 

あぁ、186で何か問題があったわけでもないのに、余計な試みだったなと反省、そのランニングの途中で186に戻したのである。

問題がはっきりしていないのに、何かを変えて上手くいかない、というようなことは、ランニングに限らずよくある。

 

今着ている服に何か良くない点があるわけではないのに、なんとなく新しい服を買ってみるけど、結局いつもの服しか着ない、とか。

なんかモヤっとした課題感から組織再編してみるけれど、再編後のハレーションとその収束に結構な時間を使ってしまう、とか。

 

習慣でも、買い物でも、ビジネスでも、人生でも。

問題が明らかではないのに、焦って何かを変えると、ろくなことにならない。

 

まぁ、ご参考ということで。