こんな本を読む。
ちょいと仕事の関連で古い本を探し求め、やっと辿り着いた一冊。
元は20年ちょい前にアメリカで出版されていて、リンクはその文庫版。
中古で良い状態のものが4,000円。
文庫に4,000円かよ…というのは若干思うところがあるが、まぁ仕方がない。
内容を簡単にまとめると、企業を勝利に導くにはオペレーションの卓越性か、製品リーダーか、顧客密着か、この何れかを選択するしかない、というもの。
当時の優良企業のケーススタディと共にまとめられている。
本当にその三つの戦略で全てなのかとか、論証の弱さを感じるものの、シンプルで明快、示唆に富む一冊である。
もう少し日本に馴染みのある企業が登場していれば、絶版にならずに済んだのかもしれないのだが、残念である。
そう思うと、「ちょっと惜しい」名著なんていうのは、きっとゴロゴロあるんだろうなと。
埋もれた名著は、商業広告では出会えない。
人伝で教わるものなので、こういう本に出会えるかは、人間関係の豊かさに依存するのだろうなぁ。
良い友人を大事にしましょう。
まぁ、ご参考ということで。