人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

神経衰弱の一枚目と二枚目

仕事や人生には、決断を迫られる時がある。

考えて答えが出るのなら良いが、考えてもわからない場合も多い。

 

例えばトランプの神経衰弱で、最初の一枚目をめくるときと、二枚目をめくるときのように。

神経衰弱で最初の一枚目をめくるとき、どの一枚目をめくるべきか、考えに考え抜いても意味はない。

 

どうせ何が出るかわからないんだし。

強いて言うなら、後でも位置を覚えていられるような場所(例えば場の四隅とか)がいいのかもしれないけれど、それは相手にも同じ条件だしね。

 

二枚目も同じ。

完全な当てずっぽう。

 

単なる偶然を期待するだけだから、とにかくめくる。

で、一枚目と二枚目をめくるのに、「ただめくる」以上の良いやり方があるか。

 

一枚目と二枚目をめくって当たらなかったことを、失敗と呼ぶか。

そんなことはあるまい。

 

仕事も人生も、たぶん新規事業も、やったことがないことに取り組む時は、いつだって神経衰弱の一枚目と二枚目。

その後、三枚目、四枚目と重ねていくところまでたどり着いてはじめて、考える必要がある。

 

客観的に見て、一枚目二枚目なのに、あぁでもないこうでもないと議論し続ける。

三枚目四枚目、五枚目六枚目と重ねていっているのに、考えていない。

 

そんなチグハグは起きていないだろうか?

小生は勤めてきた会社でも、クライアントでも、転職相談でも、いろんなチグハグを見てきたような気がするよ。

 

まぁ、ご参考ということで。