これ、基本的には起案者、新規事業推進を任された担当者目線の話ね。
何千というアイデア、何百という企画書、担当者に伴走してきた経験を踏まえて、新規事業を成功させるポイントを一つ述べる。
それは「仲間を増やす」こと。
優れたアイデアや技術力やマーケティングセンスもあったほうが良いが、何より仲間を増やす力、仲間を増やす活動が無ければ、事業は前に進まない。
いや、優れたアイデア、技術、センスを持つ仲間を増やせば良いのであって、逆ではないのだ。
最初の一人でやれることは限界があって、その思いつきだけではプロトタイプすら作れないこともある。
でも、ビジョンでも情熱でも粘り強さでもなんでも良いから、それを武器に一人ずつ仲間を増やしていく。
その仲間の中に経営陣も入ってきたり(入れ込んだり)、社外のパートナーや顧客候補へと広がって、いよいよ事業としてのうねりが生まれてくる。
むしろ、仲間を増やす活動そのものが事業といっても良い。
そこを取り違えて、企画書をいくらこねくり回しても事業は前に進まない。
たとえ事業が上手くいかなくても、多くの仲間に支えられていれば、なんとかなるけれど、一人でやって一人で失敗したら「あいつなんかやってたけど上手くいかなかったね」で終わり。
そういうこともあるので、仲間を増やすことを日次のタスクとすること。
それを事業活動の「当たり前」とすること。
平たく言えば、営業活動なんだけどね。
それが一番の成功ポイントだと思っている。
まぁ、ご参考ということで。