人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

リーダーとは仲間を増やせる人

新規事業開発でも、普通の仕事でも、何か仕事と離れた活動でもいいのだが、その中において「リーダー」とは「仲間を増やせる人」だと思っている。

長年携わってきたので新規事業開発で例えるが、新規事業開発を任される人の中には、取り組むべきアイデアを一生懸命考え、さまざまな角度から検証をし、会社の意思決定プロセスをクリアできるカッコいい資料にまとめ上げることが自分のタスクだと思っている人が居る。

 

小生はちょっと違うと思う。

たとえ「あなたが専任者として考えるのだ」と言い渡されたとしても、一人で完結する事業などあり得ないのだから、「ヨーイドン」の瞬間から、「さぁ、誰に手伝ってもらおうかな」「誰に聞きに行こうかな」という発想が正しい。

 

どんなに凄い人でも、全てのタスクを一気に最速でやり切るのは不可能。

だから仲間を増やして、それぞれの得意分野に集中してスピードを上げる。

 

どんなに凄いアイデアでも、思った通りに受け入れられない、実現に課題があるなどの紆余曲折は必ず起きる。

一人ではその紆余曲折を、一つ一つ順番に片付けて行くことになるが、仲間がいれば並行して潰すことができる。

 

そうやって仲間を増やす行動がリーダーシップであり、それが出来る人がリーダーである。

ここで、留意しておくべきことがある。

 

組織上の役割や立場で多くの人を動かすことができても、それはリーダーシップではない。

多くの人が協力し、仲間になってもいいよとなるためには、それに値する大義・ビジョンと、リーダーの情熱が必要だ。

 

しかし、リーダーが全てのテーマについて情熱を持てるかというと、そこは人間なのでムラがある。

職業的なリーダーとなる人は、そのムラを極力減らして全体に底上げする努力が必要だろうし、逆に情熱を燃やせる分野にフォーカスすれば、誰もがリーダーになれる、ということだ。

 

つまり、「誰もがリーダーになれる可能性はあるが、常にリーダーシップを発揮できるわけではない」ということ。

発揮しているように見えても、それは役割や立場でそうなっているだけで、そういうチームはパフォーマンスやスピードが上がってこない、というのは良くある話。

 

リーダーであることを求められている人、リーダーを発掘したい組織にとって、大事な視点なんじゃないかと思っている(自戒を込めて)。

まぁ、ご参考ということで。