こんな記事を読んで。
嘘をつくなと育てられた記憶はないが(記憶がない頃に教わっているのだろうが)、気がついた時には、そして社会人数年を経て厳格に嘘をつかなくなった。
倫理的にではない。
いや、倫理的にだろ、というツッコミはあるのだが、大人になれば誰かを守るための嘘とか、色々あるんだよ(誰に言っているんだ?)。
まぁ、単純に倫理だけでは泳げないのが大人の世界。
それでも嘘をつかないことを肝に銘じているのは、それをやると弱くなるから。
嘘に限らず「やましいこと」全般を抱えていると、自分の言いたいことを強く主張することが憚られるようになり、仕事を思い通りに進めたり、気持ちよく進めるのが難しくなる。
それがまず一番嫌だ。
そして記事の通り、嘘をつくにはバレない様に、嘘をつき続けるための労力が非常にかかる。
嘘はついたことを忘れてしまうと言われていて、まぁそこからバレるのだが、忘れないように保つ労力、不健全な労力をずっと必要とするのだ。
わざわざ自分を弱くし、弱くし続けるための労力を使うって、最低を通り越してもうなんだか意味不明である。
というわけで、嘘はつかない。
さらに拡張して、やましいこともしないし、やらねばならない役割は常にベストを尽くす。
これこそが気持ちよく仕事を続ける秘訣と言っても良いだろう。
まぁ、ご参考ということで。