人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

普遍的な知恵をどう活かすか

そんなわけで中国古典の積読在庫を引っ張り出す。

 

無為無想なイメージがある老子と、戦国時代の謀略書のイメージがある孫子に共通点を見出し、その特徴を比較検証しながら解説していこうというなかなか意欲的な企画の本。

その共通点はサブタイトル通り「水のように」を推奨したこと、あとは小生な感想だが「負けない」思想だったりするのだと思う。

 

この手の本は何冊か読み続けているけれど、原典は大概シンプルなので(孫子は原文書き下しと現代語訳併記でも岩波文庫はペラペラである)、数冊読めばもうある程度は知っている話題になっていくし、著者によって大きな解釈の差があるものではない。

なので、数冊読めば充分じゃん、ということではあるのだが、読んだその時は「確かにそうだよなぁ…」と思っても、すぐに右から左で血肉になっている実感がなく、繰り返し読み続けるしかないのかな、というのが現在の小生の整理。

 

昔の寺子屋の子供みたいに、四書五経を丸暗記するまで読んだ方がいいのかしら(笑)。

そういえば子供の頃、実家のトイレに一日一ページの歳時記があって、結局読んでだいぶん覚えていたものである。

 

そんな工夫も一つかなぁ。

まぁ、ご参考ということで。