人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

教養とは人に優しく出来ること

こんな本を読む。

 

Kindle日替りセールでおすすめされた一冊。

現代に生き、それなりに本を読む人間としては気になる内容ではないかと思う。

 

本シリーズは過去に何度か取り上げたことがあるが、NHKの番組の書籍化で、今回はメディアを取り扱った名著数冊を取り上げ、その解説と座談という態である。

いずれも読んだことはない四冊だったのだが、オーウェルの「1984年」と山本七平の「空気の研究」は読んでおきたいと思った。

 

メディアとの関わりについて、これほど意識的に向き合うことが求められる時代は今まで経験したことがないのだが、ひょっとしたら戦時中はこんな感じだったのか?という疑念が浮かんできたりもする。

その疑念が、真っ当な危機感なのか、単なる思い過ごしなのか、後者であって欲しいものの、「備えよ常に」ということで、危機感を持って今後も考えていきたい。

 

気軽に読めて、考えさせられるブックガイドとしても良い本でした。

こういう内容をNHKでやるというところが、良心だなぁと思ったり。

 

過度に暴力的・性的なドラマシリーズを流すサブスクに金払うんだったら、ちゃんとNHKの受信料払ったらいいんじゃないの?ウチはテレビが無いから払ってないんだけどさ、なんて思ったり(笑)。

今日のタイトルをどうしようか悩んだのだが、昔飲み歩いていた時に遊んでもらった歳上のオジサンがポロッと仰った言葉をふと思い出したので。

 

まぁ、ご参考ということで。