人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

視点を変える

娘を私立の小学校にいれていて、ずっと登校のお供をしてきたのである。

緊急事態宣言を受けて、時差通学のために中途半端な登校時間となり、これまでであれば自転車で駅まで送って帰宅し、そこから出社だったのが、それでは小生の出社時間に間に合わなくなってしまったので、今週から一緒の時間に徒歩で駅に向かうことになった。

 

駅のホームまで大凡二十分、子供の足に合わせてチンタラ歩くのだが、ウチの娘はよく喋る(小生も人のことは言えないと思っているが)。

親子で「あぁでもない、こうでもない」と喋りながら登校(出社)。

 

娘は少しだけ鳥に詳しい。

駅までのルートで、少し大きな公園を横切るのだが、その公園にいる鳥を見つけては、「あの鳥は○○だ」「こういう性質があるのだ」「別の鳥はこうなんだが知ってるか」「公園に巣はあるか」みたいな話をしてくる。

 

「よく知ってるなぁ」という風にも思うのだが、娘に言われて色々見ていると、毎日通過している公園にも、結構な種類の鳥がいるもんだなと感心する。

「公園に巣はあるか」と言われても、「流石にやたらにはないんじゃないか」と思いつつ、娘とともに上を向いて色々眺めていると、果たして見つかったりしてビックリ。

 

十数年毎日のように通過していたけれど、そんな風に見たことがなくて驚いている。

一人の人間、一つの視座から得られる情報には限りがある。

 

新しい視点というのは、常に外からもたらされるのであり、だからこそのダイバーシティインクルージョンなのだ、というのは新規事業開発のコンサルティングで散々実感してきたことのはず。

よもや、こんな身近なところにそんな気づきがあったとはねぇ。

 

まぁ、ご参考ということで。