朝、娘と共に歩きながら駅に向かい、色々と話をする。
学校では物語を作ったりするらしく、娘の作ったお話がクラスで取り上げられた、というような話を聞く。
「どんなお話?」という問いに対して語られるお話自体はまぁ、支離滅裂なわけなんだが、そこは小学三年生なので仕方ない。
で、ずっと彼女が育ってきたのを見てきた人間としては、彼女のネタ元がなんなのかというのはよくわかっている。
彼女がお話のネタ元とするのは、あらかた小生が与えた本とか、見せた映画とか、初代タイガーマスクとかマイク・タイソンとかブルース・リーの動画とかな訳で。
幸か不幸かタイガーマスク以下は創作に影響していないようだが、結局人は自分に取り込んだ物語をもとに、新たな物語を作り上げていく。
「あなたの体は、あなたが食べたものでできている」なんていう話があるけれど、「あなたの物語は、あなたが読んだ物語でできている」ということだな。
そう思うと、良い作品に触れるというのは、子供に関わらず大事なこと。
B級アクション映画ばかり観ていてはいけませんな。
ビジネス書だけでなく、優れた物語も読まないと。
まぁ、ご参考ということで。