気がつけば職業人としてのキャリアは20年を超え、新人の時に仕えた課長の年齢よりも、支店長の方が近いくらいの年回りになってしまった。
未だに「ラクして仕事ができるほど確固たる何か」があるわけではないので、新人の時と殆ど変わらない勢いで(むしろもっと?)毎日一生懸命。
で、毎日必死で仕事をこなしているわけだが、それでも長く仕事を続けてきてよかったな、と思うことが、いくつかある。
まずは、ストレスやプレッシャーに強くなったこと。
もちろん、ストレスやプレッシャーは相変わらずイヤなものなのだが、小生にはそれを乗り越える必殺の問いかけがあって、それは「今の状況は、これまでの仕事人生で最悪か?」というもの。
これを‘問いかけると、ストレスやプレッシャーの99%は、「うん、そこまでではない」となって解消(?)するのだが、これは長く仕事をやってきたからこそ、解決手段になるのだと思う。
「これはひょっとしたら仕事人生で最悪かもしれない」というシチュエーションに、もし遭遇したら、それはそれでこの20年最大のピンチを、千載一遇の乗り越えるべき試練だと思って頑張れば良い(ちょっと意味不明)。
それも、20年働いてきたから、「20年最大」という枕詞に変換できるんだし。
そして、20年働いたことによって、何だかんだで戦友と言えるような友人が、あちこちに増えたこともありがたい。
別に友人が仕事上の「人脈」として生きるかどうか、なんていう卑小な話はどうでもよくて、「メシでも」「お茶でも」と言える存在が沢山いるというのは、とても幸せではないか。
あとはやっぱり、知識や経験は積み上がっていくので、生産性や仕事の質は、若手より高くなるよね(そうじゃなきゃおかしい)。
ひょっとしたら人格的にもまともになっているかもしれないし(若い頃は激しくて、ご迷惑をお掛けしました・・・)。
なので、若い方々に声を大にしてお伝えしておきたいのは、仕事はやればやるほどラクに、面白くなっていくよと。
そして、ただ「やる」だけじゃなく、頑張れば頑張るほど、よりラクに、より面白くなっていくから、いまは大変かもしれないけど、頑張ろうねと。
おじさんから愛を込めて(笑)。
まぁ、ご参考ということで。