人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

次回の記事の更新は5月9日の予定です。

GWに伴い、更新をお休みします。 みなさまも良いGWをお過ごしください。

転職を諦めるとき

いきなり刺激的なタイトルのような気もするが、「職がなくて何が何でも」ということではなくて、「どこか良い所がないか」というタイプの転職活動を想定している。ここしばらく、本業の新規事業のコンサルタントとして、「アイデアをピボットさせるべきタイ…

上司と部下の関係性

昨日原稿を落としてしまったので、本日二本目。最近この辺の相談を受けることが多い。 上司と部下の関係なんて、会社員人生における永遠のテーマだから、こんな「こたつブログ」で確からしいことを言い切れるわけはないのだけれど。部下を持ったことがある経…

社風の違い

昨日は出張にでていて、日頃とルーチンが違ったことから、すっかりブログをアップするのを忘れていた。大変申し訳ない。 昨日のMTGの中でも話題になったし、過去言及したこともあるのだが、会社によって社風の違いというものがある。 自社の社員に優しいかど…

会社という組織の偉大さ

「商売人」という表現がある。 「商売上手」「商才」なんていう表現もある。 いずれも、なかなか非凡な才であるがゆえ、成立している言葉なのだと思う。 会社員からすれば、ある種の憧れと、異質な存在であることを感じさせるかも知れない。 とは言え、あな…

リーダーに求められるもの

小生、海外のドラマシリーズを見るのが好きである。良くあるのが刑事ものというか、犯罪捜査みたいなタイプ。 大体海外のドラマシリーズというのは、連続する大きなストーリーと、各回のストーリー、それに内部の人間ドラマの三要素で出来ているような気がす…

離職率を高く設計することの凄さ

以前触れたことはあるが、小生はかつてリクルートグループに所属していたことがある。 大変優秀な方々が、優れたビジネスモデルに則って運営する、すごい会社だという印象を、当時も今も持っている。 一方で、自分のキャラクターとマッチしていたかどうか、…

自分の取説

世に、「四十にして惑わず」という。自身がそうなっているかというと、極めて怪しいと思うが、何に「惑わず」なのだろうか? 近い年齢になってツラツラと思うのは、自分が何を是とし、あるいは非とし、何が得意で、何が苦手なのかといった、己自身に対する理…

外で通用するキャリア、通用しないキャリア

今朝の日経で、中京地区の行政が、就職氷河期に採用難だった年代の人材を、中途採用するという記事が出ていた。 記事上では30代の人材を、という風になっていたが、就職氷河期に苦戦した人材は、小生も含め、もはやアラフォーである。 まさにその当事者と…

人の話を鵜呑みにしない

以前書いたけれど、先日上海に行ってきた。現地のそれなりのビジネスパーソンに突っ込んだインタビューをしてきて、違う国の人々とはいえ、同じアジア人として共感できる場面は数多くあった。そんな中で一点だけ、これは絶対日本人からは出てこないフィード…

労働力減少の恐ろしさ

マクロな数字を追いかけていればわかるが、日本の労働力人口というのは、間違いなく減少していく(まぁ、自明のことか)。業界関係者ならわかると思うけれど、新卒採用の場面では、年々採用が厳しくなっている。 また、小売、流通、外食などでも、アルバイト…

ストックとフロー

新規事業をテーマに、いろいろな企業とお話していると、時々遭遇するのが、ストックビジネスはフローを羨ましいと思い、フロービジネスはストックに憧れる、という場面である。小生の経験した世界で言えば、金融では銀行がストックで、証券がフロー、人材で…

社内に共感者は必ずいる

時にキャリアに悩むとき、外部への道筋をつけるお手伝いとして、小生のようなエージェント業というのは存在している。しかしながら、転職をすることが必ずしも正しい判断とは限らないし、実際今の仕事に留まることをおすすめすることは、当然ある。モヤモヤ…

「アイデアというのは複数の問題を一気に解決するものである」

https://www.1101.com/iwata/2007-08-31.html詳細は上記リンクを参照されたい。小生が日々仕事に向き合う中で、時折振り返るようにしているコンセプトである。正しい問題提起ができるかが大事だ、というエントリを以前書いたけれど、提起された問題を、即物…

あんまり遠慮はいらないんじゃないかと思う

若かりし頃の忘れられない思い出を一つ。ある時、合気道のお偉いさんと、その他大勢の一角として、宴席を共にする機会があった。 「お偉いさん」といっても、内弟子も抱えて、そりゃもう業界の人なら間違いなく「偉い」という人。とはいえ、自分の師匠とその…

人間はそう変わらない

先日、久しぶりに古い友人に会い、つくづく人間というのは変わらないものだなと感じた。小生も恥ずかしながら、過去に相手を「変えよう」として、ひどく苦しい思いをしたことがある。 とはいえ、人間は変わることはできる。基本的には、それは本人がそうある…

人を残すは上

かつて、後藤新平という人がいて。その人の言葉に、「金を残すは下、業を残すは中、人を残すは上。」というものがあり、小生はそれをとても大事にしている。金と業とで言えば、「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」みたいな話なんだと思う。しかし…

ネガティブ情報は酒をつぐように

すごく大事な話をしますよ。小生がかつて仕えた社長から伝授され、以来常に心に留め置いていること。人生の場面場面で、ネガティブな話を伝えなければならない局面というのはある訳で。当時小生は転職エージェントだったのだが、人間のカップル同様、企業も…

自分の客観的な評価を知らないと、変な話に引っかかる

単純だが怖い話を。長く転職マーケットにいれば、どんな会社がどんな経歴、能力の人材を好むのかというのは、ほぼわかってくる。業界の人間からすれば当たり前だが、あまり転職の経験が無いと、ご存知ない方が殆どである。それでどうなるかというと、「まさ…

スキルを昇華させる

キャリア形成の話題で、よく「スキルアップ」という単語が出てくると思う。意味合いとしては、まさに読んで字の如くなわけだが、ではスキルがアップすれば、キャリアは開けるのであろうか?小生の個人的な印象だが、何らかの特定領域のスキルが上がっても、…

4月1日に思う

今日はいろいろな会社で新人を受け入れる日。最近の若者が希望に満ちて船出をするのかどうか、よくわからないけれど、きっと希望と不安がないまぜになった状態では無いかと思う。振り返れば小生は金融ビックバンと言われ、なおかつ処理すべき不良債権が積み…