人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

面白ければ勝ち

先日の続きである。

 

結構人気のあるシリーズのようで、アメリカでは二十作くらい出ているらしい。

アメリカの片田舎という設定で事件が起こり続けるというのは大分無理があるはずだが、人気があるので続いてしまうのだろう。

 

今回もスーパーなスキルセットを備えたエキセントリックな美人スパイと、キャラの強い婆さん二人という三人組が活躍する。

そして前作からまた一歩進んだ、主人公の心境の変化、成長と言っても良い変化が描かれる。

 

ちょっとドタバタが過ぎるような気がするし、ミステリー要素も凝ったものではないけれど、こういうものは面白ければ勝ちである。

それにしても、久しぶりに小説を読んでいて思ったことがある。

 

本書だけでなく、他のシリーズものもそうなのだが、翻訳に結構欠番がある。

それと文庫なのに値段が高い(本書も1000円越え)。

 

きっと小説を読む人間が減ってるんだよねぇ。

減ってるから翻訳も絞るし、数が出ないから値段も上がる。

 

いやはや、残念ですな…。

まぁ、ご参考ということで。