積読在庫消化。
著者は哲学とかを専門にした大学の先生。
Kindle日替りセールで買ったんだと思う。
まぁなんというか、「考える」ということを切り口にしたエッセイというか。
実用書というほどテクニックの解説があるわけではない。
ちゃんと考えるっていうのは難しいんだぜ、近道はないんだぜ、真面目に本を読めよ、というようなことが書いてある。
ま、そうだよね、という話。
とはいうものの、「考える」という行為は簡単に口にするけど、動作を定義するのは難しい。
会社でもメンバーの口から、「もっとちゃんと考えます!」みたいな発言が出ることはあるのだが、心の中では「考えるって何を?どうやって考えるの?」と思っている。
そのまま口に出すと感じが悪いので、「なるほど、じゃあ次のミーティングまでに何しようか」などと「動作の定義」に寄せて行くことにしているけれど。
結局、書くとか、誰かと喋るとか、そういうアクションに落とし込んでいかないと、考えるって難しいんだよね。
書くことで始めて考えるという場面は本当に多いと、最近改めて感じる。
読んで、書いて、考える。
まぁ、ご参考ということで。