人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

人となりを知る

積読在庫消化。

 

カール・マルクスといえば「資本論」。

資本論は読んだことありません。

 

なんでこんな本を買ったのか・・・多分Kindle日替わりセールだったんだと思う。

もちろん近現代史はよく読んできたので、マルクス社会主義革命なんかは一般的な知識として知っているわけだけれども。

 

本書では、そのカール・マルクスの「人となり」の紹介と、「資本論」の重点ポイントの解説が展開される。

マルクスといえば、その思想と社会的影響ばかりが知られているので、こんな人だとは全く持って知らなんだ。

 

屈折しているというか、ダメ野郎な過去もあるし、不幸にもお子さんを亡くしたりとか、「そうだったんや・・・」という話がたくさん出てくる。

必ずしもその人生と思想が連動しているわけではないけれども、無関係ということもあるまい。

 

後半の「資本論」及びその思想の重点ポイントの解説は、正直難解であった。

集中力を切らした、というのもあるけれど、やっぱりそこは簡単ではないし、関連情報や社会背景も含めて「文脈」をもしっかり押さえておかないと、すっと入ってこないんだよね。

 

ここら辺は再読であろうか。

ちょっと読み流しちゃったけど、なんとなく後ろ髪引かれる一冊であった。

 

まぁ、ご参考ということで。