人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

時代を経ても

リアル積読在庫消化。

 

何かで高評価のレビューを読んだかで買ったんだと思う。

もう何年寝かせてしまったのでしょうか・・・。

 

奥付けを見ると2007年の版なんだけどね・・・10年くらい寝かせてしまったのだろうか。

実は本書、初版は80年代のもので、小生が手にしたのは20年を経て再編集されたもの。

 

その初版もアメリカではいまだに売られ続けている、というのは著者の自慢らしい。

そういう意味では、もはや40年近く前に練り込まれた内容というわけだが、これがまたしっかりしてるんだな。

 

確かに登場する事例は古い。

もはや存在しない会社も多数登場するし。

 

でも月並みだが、内容は古くなっていない。

マーケティングをあくまでも競争・戦争と定義し、あのクラウゼウィッツの「戦争論」を紐解くことで「何をしなければならないか」「何をしてはいけないか」を解説していく。

 

クラウゼウィッツの「戦争論」は、シンプルなので「まぁそうなのかもしれんね」と思うものの、今ひとつピンと来なかった記憶がある。

そこをむしろマーケティングの視点で、企業間「戦争」として再構築している点に、本書の面白さと凄さがある。

 

なるほどこれは名著。

読み継がれるべきビジネス書と言って良いと思う。

 

まぁ、ご参考ということで。