人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

本当にある循環参照

積読在庫消化。

 

テレビシリーズの書籍化というちょっと変わった本だが、実はシリーズを全て読んでいる。

内容について語れるほどの記憶はないのだが、本書についてはまぁ貨幣論である。

 

結論から言えば、貨幣は貨幣であると思うがゆえに貨幣たりうるという、まぁ循環参照のような、トートロジーが貨幣の本質という話。

経済学を専門としない人間にとっては、とても説得力のある説明がなされていて、循環参照がこんな身近に本当にあるなんて、という感想。

 

じゃあこれが日々の生活に何か影響するのかといえば、それは特にないのだけれども、「なるほどねぇ」だけで読書というのは十分価値があるのである。

経済学系の書籍といえば、ちゃんとした本はいくらでも出てくると思うが、ライトに理解したい向きには入門として十分価値があるのでは。

 

まぁ、ご参考ということで。