人間到る処青山あり

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「ジェフ・ベゾス 果てなき野望」 読了 〜ここから何を学ぶのか〜

まずはリンク。

 

ジェフ・ベゾス 果てなき野望

ジェフ・ベゾス 果てなき野望

 

 

 

予告通り、しばらくAmazonに関する本を読み込んでみることにする。

皮切りとしては本書をおいて他にないと思うのだが、本人公認の評伝である。

 

発売からもはや6年くらい経過しているので、Amazonのスピード感からすると、遥か昔の記録のような印象すら覚える。

ジェフ・ベゾスの生い立ちから、起業、そして事業成長のストーリーが余す所なく記載されており、非常に面白く読めた。

 

ベゾスというのは類稀な個性と頭脳を持った人間のようで、その時点で凡百のビジネスパーソンとちょっと違う。

そして勝利のためには手段を選ばない貪欲さ、冷徹さも併せ持っていて、なおかつ研究熱心となると、本書を読んで何かを自分に活かそうとすると、多くの人が「はてね…」と思ってしまうのではないか、というのが第一印象。

 

彼に煮湯を飲まされた社員は沢山いるようだが、あれだけの頭脳があり、勝負に対する貪欲さ、事業に対する情熱を持ったリーダーであれば、そりゃあ、ついていく気持ちもわかる、というのがリーダーシップ論としての理解の一つ。

そもそも創業オーナーだしね。

 

それから、勝負にあたっては、どんな手段をとってでも勝つという信念。

その信念のある無しで、ケンカの勝敗は決まってしまうような気もするが、戦略論として戦力の逐次投入をしない方針の凄さ。

 

そして「イノベーションのジレンマ」を出来る限り避け続けて来た稀有な実例として。

そんなあたりが学びの大きい所であろうか。

 

ますます興味深い会社である。

まぁ、ご参考ということで。