積読在庫消化。
功利主義くらいは知っている。
「最大多数の最大幸福」ってやつですよ。
多分Kindle日替りセールで買ったんだと思うけれど、その高いレビューも納得の面白さだった。
功利主義は一つの学派でしかないわけだが、それを入り口に他の考え方も説明し、広く理解を進めて入門としよう、というとても真摯な造りである。
そして著者の平易な語り口の合間に見せる時にシニカルなスタンスが、嫌味ではなく茫洋と生きていることにハッと何かに気づかせられることがある。
うん、ちょっと褒めすぎかも。
なんせ、不真面目すぎず、真面目すぎずの温度感がちょうど良い。
娘にも読ませてみたいなと思ったが、小学六年生にはちと早いかな。
でも、なんで嘘をついてはいけないのか、そろそろ自分の考えで説明できるようにはなって欲しいなぁ、なんて。
娘にも読ませる本は紙で買い直すので、そのうち注文しなきゃ。
まぁ、ご参考ということで。