積読在庫消化。
コンサル出身、現在ビジネススクールの先生による書籍。
機会損失というのは、何かを選択することによって失われた機械についての考察。
機会損失については行動経済学とかでも話題になったけども。
特に日本の大企業なんかで、会議や調査、資料作成に時間を割いている間に、他にやれたことがいくらでもあっただろう、それによって失った機会をちゃんと認識しているかのか、という箴言である。
ものすごくざっくり纏めると、上記の趣旨になる本であるが、必要だと思っている会議や調査、資料作成が如何に意味がないか、という論証も示されており、それなりのボリュームがある。
いや、会議や資料作りや反省会に意味がないというのは、もうオレじゃなくて上司に言ってくれ、そんなふうにみんな思うに違いない・・・。
まぁ、何も考えずにとにかくやるんだ、ということを言いたいわけではないのだが、まずはやってみよう、というフットワークの良さは、もっとポジティブに評価されてもいいとは常々思っているし、出足が軽いだけではなくむしろ本質であるというような意味を持たせた表現がないものかなと考えたりもする。
話がどんどん逸れてしまったが、本書のテーマはあくまで機会損失。
選択することに意識はいくけども、それを選択することで失われることにも思いを馳せる。
これは気をつけても気をつけすぎることはあるまい。
まぁ、ご参考ということで。