積読在庫消化。
別に「ひとり起業」がしたい訳ではないのだけれど、小生のように転職歴が多い人間は、最後はフリーで独立して仕事を受けざるを得ないことがあるので、有事の備えとして読んでおくのだ。
数多くの「ひとり起業」に寄り添い、ドラッカー理論を勉強してきた著者による事例紹介&解説本。
ドラッカー理論とのことだが、そこはまぁマーケティングだったりランチェスター理論的な内容がたくさん含まれていて、違和感のある内容ではない。
こういうのを読むと本当に考えさせられるのだが、問題は起業して何がしたいか、なんだよね。
小生が「ひとり起業」がしたい訳ではない、と書いたのはそこで、起業してやりたいことがあんまり思い浮かばないのだ。
もちろん勤め人は面倒なことがたくさんあって、もっと自由で気楽な世界に憧れることはあるけれど、「ひとり起業」したからといって自由で気楽になれるとは限らない。
むしろもっと面倒なことを抱える可能性が高いのだけれど、それでもやっぱり「これがやれるから嬉しい」「このためなら頑張れる」みたいなことで起業しているからやっていけるはずなんだよね。
はっきり言って、今の小生にはそういうことがあまりなく…。
いや、正確に言うと、起業するに足る情熱を持ったテーマはない訳ではないけれど、今の勤め人として取り組んでいることの方がまだ優先度が高い、という感じかなと。
今より大変になったとしても情熱を傾けられるテーマを持ってますか、というのが起業を考える人が答えるべき問いなんだと思っている。
まぁ、ご参考ということで。