人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

どこまで必要?

積読在庫消化。

 

Kindle日替りセールで買ったんだろうか。

論理的思考とは何か、どうやって鍛えるのか、という話を、それを講師として指導してきた著者が解説する本。

 

MBAなんかでもロジカルシンキングクリティカルシンキングはカリキュラムに入っていることはあるし、仕事でもロジカルであることは(当然)求められるので、類書はたくさん読んできたと思う。

読むだけじゃなく、多少の訓練もしてきたと思う。

 

本書の内容に異論はないし、素晴らしいと思うが、殆どのビジネスパーソンにここまでのレベルは要求されないと思う。

殆どのビジネスパーソンは三段論法レベルが習慣的に身についている程度で生きていけるし、ロジックツリーでも使いこなせたら比較的「デキる」方なんじゃないか。

 

本書の中で著者は、論理的な文章の好例として刑事裁判の判決文を示している。

確かに明快かつ論理的な文章ではあるのだが、あのレベルの文章を仕事で求められる人というのは、それこそ弁護士・検察官・裁判官・研究者くらいではないか。

 

そんな風に感じたりもしたので、もっと簡単な内容を繰り返す方が大事なんじゃないかなぁと思ったり。

ブラジリアン柔術の寝技の詳細は総合格闘技の人には必要ないからね…。

 

まぁ、ご参考ということで。