Kindle日替りセールでこんな本を買って読む。
メンタルコーチによる解説本だったりするのだが、所々にトップアスリートの著書などからの引用があり、何処かで読んだような引用も多い。
個人的にはあまり学びはなかったのだが、メンタルトレーニングに興味のある人は読んでみてもいいのでは。
しかし「心を整える」というタイトルにもあるけれど、心を鍛えるとか整えるって、どういう状態なのかなぁと。
ストレスフルな状態にも耐えられる、というのだとすると、それはそれで鍛えすぎもどうなのかなと思うし、いつも上機嫌というのも違うんだろうし。
武道なんかやっていると、どうやって死の恐怖を克服するか、なんてテーマもあるんだけど、稽古で怖い思いをするなんて、「いまどき」じゃないしねぇ。
とはいうものの、どんなに訓練したって、いざ殺意を持った相手と対峙した時に、恐怖で身体が動かないんじゃ意味ないよね、という問題意識は古今東西の武術に必ず存在していたりする。
まあ、人間には想像力があるから、そこで補ってもらって稽古の質を高めるしかないんだけどね。
あとは、恐怖に頭を支配されても正しい動きができるよう、量をこなす。
結局は、緊張感の高まる場面で、普段通りに動けるかということ。
そう、普段以上である必要はなくて、「いつも通り」で良いのである。
普段通りに動くメンタルと、「普段通り」のレベルを上げる地道な稽古。
そもそも緊張しているということを自覚できる客観視ができるか、っていうのもあるけれど、それもメンタルトレーニングかなぁ。
ちょっと散漫でした。
まぁ、ご参考ということで。