人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

いろんな見方があって良いけれど

こんな本を読む。

 

多分Kindle日替りセールで登場し、レビューの評価が高かったので買ったのだろう。

今このタイミングで読んだことにあまり意味はないのだが。

 

これまで経験した仕事は殆ど国内に閉じて来たし、これといって海外旅行が趣味というわけでもないのだが、会社のインセンティブとか、ちょっとだけ仕事とか、そんなこんなで東南アジアはシンガポール、タイ、インドネシアと訪問したことがある。

日本人として、ビジネスを考える上で考慮すべき重要な国々であり、過去の歴史問題も理解しておかなければならない。

 

本書の著者も同じような認識で記してある。

農業を切り口とした開発経済学観点での書ではあるが、著者独自の切り口、見解も多数あり、知らないことも多数、多くの日本人にとって「へー」となる話題が多いのではないだろうか。

 

なんとなく「嫌韓・嫌中」なテイストを感じるが、扶桑社刊だからか…レビューが高評価だったのはこの辺も要因か…なんてことを考えたりする。

ある国を一括りに述べることのリスクは誰が書いても発生するし、その上でいろんな見方、意見があっても良い。

 

ただ、「インドネシア(人)というのは、シンガポール(人)というのは…以下略」という断定は不可能であり、色々な出来事を通じて常に認識がアップデートされるのだという前提で、謙虚に知見を広めるしかなかろうと思う。

事実なのか意見・認識なのか、サンプル抽出なのかマクロデータなのか、最近の話かそうでもないのか、そんなのをしっかり見極めて読んでおきたいものである。

 

まぁ、ご参考ということで。