人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

宗教は新たな形で人間に寄り添うのか。

こんな本を読む。

 

中国古典を読み漁っていたわけだが、そのジャンルの積読在庫が尽きてしまったので、ちょっと関連するかな、達磨大師だし、という浅はかな発想で引っ張り出してくる。

Kindle日替りセールで購入し、積んであった一冊。

 

起業の経験があり、現在は家業のお寺とサービス業の経営をしつつYouTuberだったりする著者による、禅宗の言葉の解説といったところ。

読みやすいが意外とボリュームが有る。

 

著者にビジネス経験が豊富だからなのか、浮世離れしたところがなく、また宗教色を強く押し出していない事もあって、普通の人間の普通の人生の悩みに寄り添っている感じがレベル高い。

なんというか、博識の友人に相談してみたら、引き合いに出してくれた話がたまたま禅宗でした、みたいな感じ。

 

説いている内容も確かだし、「へー」と思うこともあるので、禅宗について改めて興味を持った。

スティーブ・ジョブズが禅に傾倒していたのは有名だけれども、最近またメディテーションとかが流行り出していて、なんだか新たな形で宗教が身近になっていくのかな、なんてことを考えさせられたのであった。

 

まぁ、ご参考ということで。