人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

人間はだいたい統計値に収まる

ランニングネタですけど、こんな本を読む。

 

ランニングについて色々調べていくと、早晩たどり着くのが本書。

古典というほど古くもないのだが、多くのランナー、指導者に支持されているトレーニングの本である。

 

ちょっと前に購入し、「これはヘビーやなぁ」と思って寝かせていたのだが、最近またランニングの量を増やしていて、あれこれ調べてまた、たどり着いてしまった。

本書の指導の特徴は、ランニングのタイムをもとにレベル設定をし、それぞれのレベルに応じた強度の違う目標タイムを組み合わせてトレーニングするもの。

 

10キロ何分だからレベルはこれくらい、そうするとイージーペースはキロ何分で、インターバルなら何分で、というふうに決まっていく。

それを踏まえてメニューが組まれていくのだが、八割近くがイージーペースというのが特徴。

 

キツい練習は二割なのだが、それをどう捉えるかはレベルによるんじゃないかと思う。

本書にはレベルとペースの組み合わせを示したでかい表があって、それを眺めつつ、あれこれ思いを巡らせていると、なるほどこんな感じなのかと考えながら、ちょっとワクワクする自分が居たりする。

 

何をもとにそんな表が作られているのかと言えば、それは膨大な統計データと著者の経験によるもの。

なんとなく、自分は特別なように思いがちだけれども、自分のランニングレベルは本書の表の中にある。

 

弥勒菩薩の手の上にいる気分だが、思う存分走り回ってみたいものである。

まぁ、ご参考ということで。