人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

改革はドサクサに紛れて

ファンドに居た時に感じた話なのだが、会社で何かを変えていくためには、キッカケが必要だ。

企業買収であれば、株主が変わったタイミングに、古いやり方を変えたり、事業をやめたり始めたり、人が辞めたり入ってきたり。

 

何か軋轢があれば「いや、それが新しい株主の方針なので」で押し切ることだって可能。

裏を返せば、買収して数年経ってから改革しようとすると、「何で今さら」「別に問題なかったのになぜ?」という話になり、推進力を失ってしまうということ。

 

今回のコロナをきっかけに、リモートワークが進んだり、ペーパーレスやシステムの更新が進んだ会社は多かったと思う。

ここまで思い切った変化になったのは、もちろん命の危険を避けるためではあるが、潜在的なリモートワーク・DXの需要があった中で、ドサクサに紛れて改革を進めようとする力が働いたからだろう。

 

ドサクサのチャンスは自分の狙ったタイミングでは大体やってこない(まぁ年末の繁忙期とか、商売柄予定されていることもあるけれど)。

なので、普段から変えたいことをリスト化し、変えることのメリット・デメリットをなんとなく整理しておく。

 

そして、世の中や周囲がバタバタしてきたタイミングに「ガツンと」「スッと」「コソッと」投げ込んでいく。

そこから先は自然体で。

 

受け入れられれば勝手に進んでいくし、進まないようならまだ時期じゃないということで、次のドサクサを窺おう。

まぁ、ご参考ということで。