リンクを貼る。
Kindle日替わりセールで推奨されポチった本だと思う。
コンサルティングでもマネジメントでも、コーチングのスタンスとスキルは必要だと思っており、関連書籍は読むようにしている。
内容をよく確認せずに買ってしまったのか、忘れてしまったのかわからないが、読む前に思っていた内容と違っていたので個人的にはちょっと意外だった。
主人公の二人が伝説のビジネスコーチから学び、成長していくという物語。
そんな構成の本は割とよくあると思うが、大概章末に「まとめ」「解説」があるもの。
しかし本書は全くそういうパーツがなく、最初から最後まで物語で進む。
これが「おっ」と思わせるところがあって、なかなか読ませる。
主人公の二人とプロコーチのそれぞれが、自身を突き動かす根源にコーチングを通じて気付くシーンなどは、特に印象深かった。
実際のコーチングはなかなかこんな風にはいかないのだろうけれども。
しかし、そんな気付きを得るサポートができるのであれば、それは素敵な仕事だろうとも感じた。
他にも「飢えている人に魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えるのでもなく、釣り方を学ぼうという風に意識を変える」といった言葉にも、なるほどなと思ったり。
でもまぁ、本書でも触れられているが、形も原価もなく、事前に成果も見え難いコーチという仕事は、営業活動が大変だろうなと思う。
本書の著者も含め、コーチングのスキルを提供するプレイヤーは沢山いると思うが、クライアントの集客と紹介まではしてくれないだろうからね。
まぁ、ご参考ということで。