人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「カイゼン・ジャーニー」 読了 〜あなたは何をする人なのか?〜

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チームづくりという観点が気になって、レビューも高かったのでポチる。

開発者向けの本ではあるが、意味のあるスキルは誰にでも役立つものだし、開発の人達がなにを学んでいるのかも興味があるので読んでみる。

 

アジャイル開発を機軸に、若い開発者の主人公が仕事を通じてリーダーへ成長していくストーリー。

物語部分と解説がセットになっていて、第一部が一人で始めるところ、第二部がチームで進めていくステージ、第三部がチーム外のステークホルダーをまとめていく、という格好でレベルアップしていく。

 

なにかものすごく新しいことや、凄く奇抜なことが書いてあるわけではない。

しかし領域は幅広く、マーケティングやコミュニケーションまで範疇を広げたビジネスノウハウが詰め込まれている。

 

開発の現場そのものは経験がないのだが、新規事業開発のドタバタを味わってきた故か、ストーリーがじんわりと響く。

いろいろなことが書いてあって、またすぐに読み返そうと思っているのだが、本質的なことを問い続けることは大事だな、という読後感が残った。

 

例えば、

・「あなたは何をする人なのか?」※これは本書で主人公が一番最初にぶつかる問い

・「なぜそれをやるのか?やらねばならないのか?」

・「越境する」※自分の目の前の事象に汲々としていては前には進めない

といったこと。

 

今の仕事を振り返って、自信を持って上記の問いに答えられるだろうか?

まぁ、ご参考ということで。