リンクはこちら。
シリコンバレーの新興企業の本が続いたので、目先を変えて日本企業を、ということで手に取る。
こちらもちょいと古い本なのだが、引き続き元気な会社ではある。
それでいて凄いのは、ビジネスモデル自体は一度種明かしされれば一気に模倣可能になるのに、競合の脅威にさらされなかったこと。
「俺の」の場合は、優秀な料理人をあらかた抑えてしまったことが大きいだろう。
関係者の物心両面の充実を図るという「稲盛イズム」が、戦略的に有効だったのかもしれないなと感じる。
「仕組みで勝って、人で圧勝する」というのは坂本氏のポリシーなのだが、「人で圧勝する」というところの理解度が、読む人によって違うような気がする。
やはりそこは優秀な人間をちゃんと採用し、モチベーション高く仕事をしてもらい、ちゃんと報いる、ということに対して、どこまで真剣に取り組むかどうかが鍵で、これを本気でやり切る気概があるかが、人によって違うんじゃないかなぁ。
まぁ、ご参考ということで。