人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「はじめてのサイエンス」 読了 ~すべてスッキリかどうかは別として~

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はじめてのサイエンス (NHK出版新書)

はじめてのサイエンス (NHK出版新書)

 

 

なんだかんだで池上彰氏の著作在庫は常に数冊あり、立て続けではあるが、これも読んでみようかという一冊。

小生は文系の学部を出ているが、講談社ブルーバックスとかも結構読んできたからなのか、こういうテーマも興味の範疇。

 

サイエンスライターと呼ばれる、文理を繋ぐ優秀な書き手はたくさんいらっしゃるけれど、池上彰氏もなかなかどうして素晴らしい(なんで上から目線なのか…)。

本書で取り上げるテーマは、物理、化学、地学など、多岐にわたる「サイエンス」だが、池上氏の本を読もうかという意思を持つ知的レベルの読者なら、文系でも抵抗なく理解できる内容になっているのではないか。

 

昨日も書いたが、池上氏の本はあくまでも「入り口」として捉えるべきなので、「すべてスッキリ」なんていう帯の売り文句は、「サイエンス」と向き合う態度としては、少々いただけないので、その点は残念である。

一般教養のおさらいとして、頭に入れておいて良い本ではなかろうか。

 

まぁ、ご参考ということで。