再読。
積読在庫をあらかた消化したこともあり、改めてどういう本を読み進めていくか、印象に残った本を再読しながら考えたいと思ったのである。
この本の特徴は、時系列で哲学を解説していないこと、山口氏の独断と偏見で役に立つ要素をピックアップしていること、哲学以外の学問も拾っていること、の三点。
冒頭、哲学からの学びは、アウトプットかプロセスかの軸と、「何を」考えるかと「どのように」を考えるかの軸とのマトリクスで分類できる、という解説に、すでに鮮やかすぎて溜息が漏れる。
取り上げるコンセプトも一つ一つ学びになるが、どうしても右から左に流れがちなので、丁寧に読み返したいところ。
しかし、内容を忘れてしまったとしても、如何に生きるか、の大事さを思い知らされる気がする。
それで十分なのかもしれないと思うことにして、今後の読書を考える。
巻末のブックリストをはじから当たってもいいかもね。
まぁ、ご参考ということで。