リンクはこちら。
「情報は力」なんてタイトルのエントリーを書いてしまったので、積読在庫から引っ張り出してくる。
なんだ、積読で持っているということは、結局雑学のインプットをしているじゃないか、ということなんだけれども。
本書、ほんとに雑学の本。
歴史ネタ、文化ネタ、動物ネタとかジャンル別にひたすら「へ〜」というような知識が並んでいる。
著者は会話の繋ぎやきっかけに使って欲しい、というような活用例を示しているが、はてどうなんだろう(笑)。
大人同士の会話において、「豚は実は体脂肪率11%で、太ってないらしいですよ」というネタを披露して、果たしてどうなるというのか…。
「お詳しいですね。実は私も豚には一家言ありまして…」なんていう展開は、まずあるまい。
また、「イルカって肺呼吸なのに海でどうやって寝ているんでしょうね?」などという質問を相手が出したとして「イルカが寝るときは、左右の脳が交互に覚醒し、眠りながらも溺れないようにするらしいですよ。実は渡り鳥も同じ性質を持っているそうです」と当意即妙に返したとしても、「へ〜」で終わるだけなような気がしていて、「いやぁ、どうやって寝ているんでしょうね、不思議ですなぁ」という会話と大差ないだろう。
そう思うと、現実には全く役に立たない知識、ただ知ることに面白さがあるものを雑学というのかなと。
荷物にはならないが、自分を守ってくれるかというと、どうかなぁ…(苦笑)。
あ、でも子供は喜びます。
まぁ、ご参考ということで。