人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「ランニングする前に読む本」 読了 〜結局は減量という不都合な真実〜

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すいません、またランニング本です。

何かの関連リンクで見つけ、レビューも良かったので思わずポチる。

 

運動生理学者によるランニング推奨本。

全ての問題はランニングが解決するくらいのノリと勢い(個人的には同意)だが、趣旨は下記の通り。

 

・スローランニング(主観的な強度として余裕があるレベル)推奨

・スローランニングはウォーキングより負荷が少なくカロリーは燃焼するので痩せやすく筋力も向上する

・フォアフット推奨

といったところ。

 

フォアフット推奨とか、もともと人間は狩猟生活が長く長距離走に適した体になっているなどの主張は、ブームになった「Born to Run(実は読んでない)」の影響があるのだろうか。

ともかく、「へー」という豆知識満載。

 

・時速6キロを超えると人間は走り出すのだが、それは歩くより楽だから

・走り出すと速度に関わらずカロリー消費は一定

・故に、キツくない、歩くのと大差ないスピードスローランニングが最も痩せやすく、健康上のリスクも少ない

などなど。

 

本格的に走る人向けのメニューもあって、そうなると週二回のインターバル走とかロング走とか入ってくるので、結局類書と変わらなくなっていく。

とはいえ、キツくない、即ち心拍数を抑えてたくさん走り、楽に走れるペースを上げていく、というところは、小生が現在取り組んでいるマフェトン理論と近しく、主張に親しみを感じた。

 

ただ、随所随所に体重を落とすという表記があり、脂肪燃焼しやすい低〜中強度のランニングをたくさん走ることで痩せて早くなる、という内容と受け止めた。

なんとも真実は不都合である(小生も減量に限界を感じて本を漁っていると言って良い)。

 

蛇足だがフォアフットの是非を巡ってはランナー間でいろいろな主張がある。

著者の言うフォアフットは、足裏中足部での着地なので、そんなに無理なフォームではないが、個人的にはかかと着地でも大して問題にはならないと思っている。

 

どんな世界にも、いろいろなことを言う人は多いのだが、本当に大事なことは「痩せろ」という耳に痛い一言だったりするのだ。

まぁ、ご参考ということで。