リンクを貼る。
購入したのはKindle日替りセールで見たのがきっかけだったと思う。
組織マネジメントに興味がある以上、目は通しておきたい。
今日このタイミングで手にしたのは、積読を片端から読んでいっているから、だったりするのだが…。
本書は、コンサルタント業、講師業を営む著者による、上司に向けた部下への声掛けの指南集。
PEPトークというのは、相手に元気を与え、モチベーションを高めるようなトークとでもいうのだろうか。
アメリカのスポーツの場面で用いられていたのを体系化したようだから、ハリウッド映画のスポーツ物なんかでコーチが大事な試合の直前に熱く語るアレみたいな物だと推察する。
※小生のイメージはこれ
「エニイ・ギブン・サンデー」https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%8B%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%83%96%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%BC
それはともかく、本書では様々な場面を想定した部下への声掛けの事例や考え方が多数掲示されている。
それこそ、「たいして褒めるに値しないと感じる部下をどう褒めるか」みたいな感じのものまである。
多岐に渡るので、全部頭に入れられるかというとちょっと厳しいし、声掛けはタイミングもあるから、いちいち本書を片手に良い言葉を探すのもナンセンスだろう。
とはいえ、大意としてはコーチングと近いのだろうから、コーチングの類書と併せて学べば良い思うし、著者も「一つでも心に残るフレーズがあればピックアップして使って欲しい」と書いているので、そのような使い方をする本だろう。
昔お医者さんにインタビューをした際に、「医者になる訓練は受けたが、患者さんに癌の告知をする訓練は受けていない」という話を聞いて、なるほど大変だなぁと思ったものだが、日本の会社の多くの「上司」だって、部下になんて言葉をかけるかなど、特に訓練は受けていないはず。
そういう意味では、この手の本はガンガン読んでおいて損はないものだと思う。
まぁ、ご参考ということで。