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ディズニーランドを扱ったビジネス書はいくつもあるが、本書はその中でもロングセラーに入るもののようだ。
もう30年以上前にディズニーランドで働いた著者が何を体験し、人として成長していったか、という内容。
ビジネス書としてのノウハウ本というよりは体験記・青春物語といった趣が強いと感じた。
エピソードが古いので、今だとパワハラな話もあるのだが、そこはご愛嬌。
現場現場に魅力的な人物が頑張っていて、なるほどねぇと唸らされるところはあるのだが、明らかに失敗するであろう態度で仕事に臨む若き日の著者が、予想通り失敗し、反省して学ぶというエピソードの連続に、個人的にはちょっとムズムズするものがあった。
「俺だったらこんなことしないよ」と感じつつも、エピソードの中で失敗を追体験させられる、若干理不尽さを感じる居心地の悪さというか。
だから本書がダメだと言いたいわけではなく、王道青春ドラマのような展開が、共感できる読者も多いのだろう。
まぁ、青春ドラマは好みではないので、また読むかと言われたら、個人の見解としては微妙(お好きな方には良いと思うが)。
ちなみに、ディズニーランドのノウハウであれば、こちらの本の方が整理されているような気がする。
まぁ、ご参考ということで。