人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「Like a Virgin 」 読了 〜闇雲なようで勝ちパターンがある〜

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有名企業の関連本をまとめて読もうとしている今日この頃。

GoogleFacebookも読んだけれども、目先を変えてヴァージングループを、ということで手にした一冊。

 

最近では日本での事業展開がめっきり減ってしまったけれども、冠たるグローバルカンパニーである。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97

 

本書は、その創業経営者であるリチャード・ブランソン氏が、世界中から寄せられる質問に答える形で経営を語るという仕立て。

明るく快活で冒険家らしい氏の個性が滲み出る内容である。

 

レコードショップから始まり、民間宇宙船事業まで取り組む同社だが、数多くのチャレンジ(と失敗)の末、グループの競争優位性は「カスタマーサービス」であり、それが生きる領域で勝負する、ということになっているようだ。

また、その競争優位の厳選は社員であり、その社員のモチベーションであることから、採用やモチベーションマネジメントを意識した戦略をとっている。

 

そういう意味では、サウスウエスト航空の戦い方に近いのだろうと思う。 

「スモール・イズ・ビューティフル」なんて言葉が何度か出てくるのだが、権限委譲をしてスピーディに戦って大手をひっくり返す、なんていう取り組みは、元気な頃の日本企業の勝ちパターンだったんじゃないかなぁ、なんて感じたり。

 

勝ちパターンを見出した人も企業も強いのだが、結局それは、トライアンドエラーを繰り返した人だけが得られるステージなんだろうなと。

リチャード・ブランソンさん、素敵です。

 

まぁ、ご参考ということで。