謙虚であることは、一般的には美徳とされているけれども、自らが劣っているかのような口ぶりの人に対しては、個人的に違和感を持っている。
あたかも自分はマイナスの存在で、まだまだスタートラインにすら立てていないかのような表現だ。
本当にそうなら、そもそも社会人としてスタートラインにすら立てていないはずで、だとすると、マイナスに貶める行為というのは、スタートラインの状態から一歩前に進むということに対して、後ずさりしようとしているように感じるのだ。
能力的な出来不出来というのはあるかもしれないが、本来、人間にマイナスの存在は無いと思っている。
目指す姿、プラスの遥か先を定めた上で、その姿といかにギャップがあり、それをどのような努力で埋めようとするのか。
謙虚であるべきだとすれば、理想像に近づく真摯な努力、という文脈で語られるのが正しいと思う。
それを一言でいえば、人間には「伸びしろ」しかない、ということ。
「自らを信じる」から「自信」になるのに、それを自ら貶めてどうするのかと。
全ての人の可能性を信じて、日々の仕事に向き合いたいと思う、今日この頃である。
まぁ、ご参考ということで。