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写真の上達には近道がある カメラの使い方より大切な「見る力」を身につける方法
- 作者: 重盛明人
- 出版社/メーカー: ごきげんビジネス出版
- 発売日: 2018/12/05
- メディア: Kindle版
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小生はカメラと家族の写真を撮るのが好きで、趣味の延長で買った本。
とはいえ何故このブログで取り上げるかというと、本書のサブタイトルに記載のある「『見る力』を身につける」ということが、イノベーションやアイデアにはとても大事だと思っているから。
本書自体はとても短く、小生はセールで買ったものの、定価で買うのはどうだろう、というボリュームではある(ものの10分くらいでサラッと読める)。
内容も初心者向けでわかりやすいと思うが、もちろんビジネス的なイノベーション観点で書かれているわけもなく、あくまで「これから写真を始める人」向けである。
本書の要旨は、とにかくカメラを持ち歩き、気になったものを撮ろうと。
そして好きな写真を真似しながら、目の前の光景を「良く見」ようと。
写真家の中には、人の行かないところに行って、なかなか見られない光景を作品にする人もいるけれど、結構な割合の写真家が、比較的身近な光景を題材にしている。
作品になる光景は、我々は目にしているのに、気に留めることがないだけなのだ。
既にあるものの中から「絵になる」光景を切り取る行為が大事で、それはこちらからの能動的な姿勢と、実際にシャッターを切るというアクションの積み重ね。
これは実際のイノベーションやアイデア発想のプロセスと、なんら変わらないことだと思っている。
「本当の発見の旅とは、新しい風景を探すことではない。新たな視点を持つことなのだ。」
まぁ、ご参考ということで。