わたくしごとだが、小生は少しカメラをいじる。
先日、自分にとっては清水の舞台から飛び降りる心持ちで、ハイエンドのレンズを買った。
前々から欲しかったのだが、額も額ではあるものの、経済的損失というより、買っても使わなかったらどうしようという、「失敗への恐怖」から先送りにしていた。
しかしまあ、娘のイベントが増えてきて、パパ友ママ友にお配りしていたお友達写真への期待値が高まってきたこともあり、遂に決心したのである。
で、結果としては大正解。
なんで今まで先送りしていたのだろうと思うくらいで、これまでカメラのポテンシャルを発揮しきれていなかったのを痛感した。
その話を、プロの写真家の先輩に話したところ、「中途半端な買い物が一番いけない。高いと思っても、一番いいやつを買わないといけないのよ」と仰られた。
思えば、買い物で後悔した時を振り返ると、高い物を買って後悔したことはほとんど無くて、本当に欲しいモノを横目で見ながら、妥協したり、スペックで選んでしまった時のように思う。
たかが買い物ではあるが、人生の選択というのは、常に同じような顔をしているのではないか?
キャリア然り、(新規)事業然りで、本当にやりたいことから目を背けたり、チラ見しながら妥協しても、絶対に後悔するし、そもそも上手く行く可能性も怪しい。
「本当に欲しいモノを買え」そんなことを自分に言い聞かせながら、今日もレンズのカタログを眺めるのである。
まぁ、ご参考ということで。