新規事業のお手伝いをしていると、その役割の一つとして、プレゼンテーションのブラッシュアップも担うことが多い。
プレゼンが上手じゃないと、初めて事業案を聞いた人には内容が伝わらないし、聞き手からは、「そんな初歩的なこと、死ぬ程考えたさ!」というレベルの質問が出てしまう。
そんな質問が出るということは、聞き手からすれば、「考えてない」レベルと「考えたけど伝わらない」レベルは同じということだ。
それはもうとても残念なこと。
いや、残念を通り越して、悔しい(怒りに近いか?)。
せっかく作ったフルコースを、全部ミキサーにかけて食べられた上に、「マズい」と言われたようなものだ。
もちろん、プレゼンが下手なのがいけないのだけれども。
斯様にプレゼンというのは、実態以上に見せることは出来ないが、勝負を握る重要なポイントである。
思えば、就職、転職における面接も、プレゼンと同じであろう。
限られた時間で、相手の求めることを、最も理解できる形で提供し、尚且つ自分の意思も伝え、一定の合意に至る。
それも、自分の人生がかかったプレゼンだ。
普通の仕事を通じてプレゼンをする機会はあるだろうが、人生がかかったプレゼンは、あまり経験することがないだろう。
だからなのだと思うが、小生の周囲で転職を重ねている人というのは、大体プレゼン上手な気がする。
そうじゃないと転職出来ない、という方が正しいのかもしれないが、そうやって自らの機会を切り開いているわけで。
たかがプレゼン、されどプレゼン。
まぁ、ご参考ということで。