人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

古典

積読在庫消化。

 

泣く子も黙るインテル社長アンドリュー・グローブの名著であり古典。

今更ながらやっと読んだ。

 

冒頭に「この本の何が凄いって、アンドリュー・グローブが自ら本当に書いていることだ」というベン・ホロウィッツの前書きがあるのだが、まさにその通りである。

書いてあるマネジメントの考え方は、なんとなくドラッカーとかと同じ匂いがする、と個人的には思った。

 

しかしそこはメーカーの経営者、製造管理系のボリュームも厚く、それはまた「ザ・ゴール」っぽかったりもする。

そういうわけで、いくつかのジャンルのビジネス書の名著を掛け合わせたようなボリュームと質だったりするわけで、確かに名著と言われるだろうと思った。

 

それが時代を経て、古典となるのも頷ける。

とはいうものの、経営者の考え方を知るエッセイ的なテイストで一貫しているので、折に触れて読み返して考えたり、現実的な課題に本書を参照して向き合ったり、ということはあんまりないのかな、とも感じた。

 

ビジネス書マニアであれば目を通しておくべきだと思うけど。

まぁ、ご参考ということで。